〔062〕尼ヶ岳 (958m)

2012年03月19日


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三重県津市美杉町八知

 「伊賀富士」と呼ばれる山は、名張川と雲出川の間にある。 正式には「尼ヶ岳」といい、標高958mです。山頂は美杉村と青山町(三重県)の境界線上にある。ふるさとの富士にもいろいろあるが、この「伊賀富士」は山容は本物の富士に似て、抜群の美しさだ。 どちらから見ても良いが、名張川を挟んだ西の倶留尊山
(くろそやま)から見るのもいい。
遠望すると流麗な山容は、尼さんが網代笠を被っているように見えると
ころから「尼ヶ岳」と呼ばれる。

Road Map :R368から県道667号線経由県道755号線に入り倉骨峠に向かう。
Route Map:倉骨峠を基点に尼ヶ岳、大洞山をそれぞれ周回する。
標高差:201m(鞍部から)
関西百名山』  山頂からの展望は良好だった。
コースタイム 登り:38分、下り:42分
倉骨峠までの林道
  綺麗に舗装された林道であるが、離合出来ない程、道幅が狭く、落石、倒木が多かった。 今日は道路の
凍結がなかったが、急坂が多いので道路が凍結すると走れない可能性がある。
”倉骨峠”を過ぎて林道への曲がり角に車を停めるが、
その上に駐車場があるのを下山時に気付いた。
山頂はガスガスなので、展望の良さそうな ”大洞山”を後回しにして、”大洞山”でのガス切れを期待する。 ”尼ヶ岳”を先に登り時間潰しの犠牲になって貰う。 気温は3℃であるが、風が強くやたら寒い。
8時02分に ”倉骨峠”から歩き始める。
無策と言うのか、テープが余ったのか ”東海自然歩道”のテープが
うざい程に張ってある。 選挙運動じゃないんだから程々にして欲しい。
鬱蒼としたスギの植林帯を緩やかに登って行く。
折角、標高を稼いだのに緩やかに下って行く。
この辺りは石畳道となっている。 下り切ると鞍部の
分岐となるが、どこに繋がっている分岐なのかは判らない。
鞍部からは偽木の長い階段道となる。
ピッチ、段差が適当で歩き易かった。
階段道を登り切った所にあった分岐の道標。
ここから周回路に入れるが、まずは直登して山頂に向かう。
直登コースは自然道となるが、踏み跡は薄く、
下山時には相当滑りそうな斜面であった。
山頂が見えてくるとガスが切れ出した。
我慢のきつい斜面を登って行く。 これなら階段道の方が楽だ。
寒いので直ぐに下山しよとするとガスが切れて来た。
もう10分早く着いていれば展望を得ることなく下山していただろう。山頂には誰も居らず、
これで連続7山、ハイカーと会わない山頂となってしまった。
38分にて ”尼ヶ岳”(958m)に着く。 春一番の様な強風でカメラを構える
手もぶれてしまう。 気温は2℃であるが強風で兎に角寒い。
樹氷の山でもなく、季節も過ぎているのだが、
盛りを過ぎた樹氷を見ることが出来た。
強風に乗ってガスが流れて行く。
山頂から展望は得られないと諦めていたので周辺が見れただけで嬉しい。
無名山の向こうには名張の市街地が見えていた。
その向こうの山々はまったく同定出来ない。
特徴ある ”倶留尊山”、”亀山”は同定することが出来た。
先週は反対側の ”古光山”から ”倶留尊山”を見ていた。
下山8分にて階段道は終わり、何やらの方向の分岐に着く。
山頂で5分程休憩して周回路で下山する。
遥か下方まで偽木の階段道が続いている。
長靴には階段道の方が足に優しい。
直登コースとの分岐に戻ってくる。
ほとんどフラットなトラバース路を進む。  新緑の頃には良い雰囲気の
道になりそうだが、今は山影になり寒々しいだけ。
木立の隙間から、この後に登る ”大洞山”がチラチラと見えていた。
先程、登って来た長い階段を下る。
”倉骨峠”に帰ってくると車が1台増えていた。
”尼ヶ岳”では会わなかったので、”大洞山”に登っているのかも知れない。
これでやっとハイカーと会えそうだ。
石畳道を登り返す。
経験不足
  ”尼ヶ岳”は奈良県の山と思っていたが、三重県の山だった。 これまで三重県の
山なんて考えたこともなく、紀伊山地の山は奈良県か和歌山県の山と思っていた。
今日も ”尼ヶ岳”からはどの山も同定出来ず、この辺りの山に対する経験不足を感じた。
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尼ヶ岳 大洞山 学能堂山 局ヶ岳 迷岳 音羽山
今回の遠征
途中敗退
あまがたけ